精一杯の想いを君に贈る*この想いは君にだけ



いつもの噴水というのは、学校の帰りに鈴と俺がよく通っていた場所。

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『俺、将来…動物の先生になりたいんだ。』


『…そうなんだ。私、応援するよっ!

悠くん、動物大好きだもんね。』


『…ありがとな。』


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『…悠くん、お腹すいてない?

私、飴持ってるの。何味がいい?』


『…ブドウ。』


『ふふ、悠くん可愛いなぁ。

 はい、どうぞ。』


『さんきゅ…』


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『なぁ、鈴…明日ヒマか?』


『へっ?特に予定はないけど…』


『だったら、明日、水族館行かないか?

知り合いからチケットもらったんだよ。』


『…』


『…嫌ならいいけど。』


『…行きたいっ!!行きたいですっ!』


『ふっ、そっか。

じゃあ明日二人で行こうか。』


『うんっ!すっごく楽しみ!

ありがとう、悠くんっ!』


『…わっ!お前、急に抱きつくなよ。』


『…えへへ。』


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