☆*───── 鈴奈side 優しい太陽が光を差している日。 ある人の姿が目に入って、思わず頬が緩む。 …ふふ、やっぱりここにいた。 木の下で本を読んでいる彼に早足で駆け寄る。 「黒澤くんー!こんにちはーっ!!」 「……」 「黒澤くん?こんにちはー!」 「……」 「おーい、黒澤くん!」 「…うるさい、聞こえてるよ。」