精一杯の想いを君に贈る*この想いは君にだけ





「――――あの、はじめましてっ!」



いつものように本を読んでいると、突然、見知らぬ女の子に声をかけられた。


少し、驚いたけど平然とした様子で俺は口を開く。



「…お前、誰。」



「あっ、えっと私の名前は…

 さ、佐倉 鈴奈ですっ!」