【企】拒絶男子

先生と会うのは

こうしてコッソリ屋上でだったり

準備室に遊びに行ったり


それも、あまり頻度が高いと

周囲に気付かれるから、毎日は無理だ


最初は……すれ違えるだけで、幸せだった

授業がある日は、それを1番の楽しみに学校に出向いた


たまたま下校時刻を過ぎて帰るわたしを

送ってくれたのが、全ての始まりだった


勇気を出して告白をしたあの日、

わたしは『拒絶』されることを

想定していたのに……


『うん。よろしく』


あなたはわたしを、受け入れてくれたよね