私は今、サッカー部が練習しているグラウンドにいる。
 
でも、部員の人が全くもって見えません‥
 
何でかって?だって‥‥―――――
 
 
 
『キャーーッ!!』
 
 
『陸也くぅ〜ん♪空也くぅ〜ん♪コッチ向いて〜☆』
 
『昇せんぱぁ〜い♪好きです〜☆』
 
『充せんぱぁ〜い♪愛してますー!!』
 
 
 
部員の人たち、女の子たちに囲まれて、もみくちゃにされてる‥笑
 
(っていうかアレ、潰されてないですか‥;?)
 
 
アレじゃあ近づけないや‥
 
柚留お兄ちゃんもまだ来てないみたいだし‥
 
どーしよ‥‥;
 
 
 
『ゆーずーちゃん♪』
 
ギュッ
 
 
「キャアΣ何するんですかぁ!?」
 
ビックリして振り向くと、そこには満面の笑みの金髪くんが。
 
 
「陸也先輩っ!!もう止めて下さい〜っ//」
 
『ゆずちゃん照れてるの?かーわーいーいー♪笑』
 
 
やっとのことで陸也先輩から離れた。
 
離れてくれて、ひと安心していると、
 
 
ギュッ
 
 
また誰かに後ろから抱きしめられた。
 
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