桜ときみと

織田家に仕えていた頃、彩乃は幸せの絶頂だったらしい。

だったら、わたしの幸せの絶頂は今だろう。

徳川は好きじゃない。むしろ嫌いなくらいだ。

それでも、天皇家の後ろ盾であってくれたことに変わりはない。

織田様に仕える。

一族の悲願。

一族の存在理由。

それでもわたしは、、、

織田様はどこにいるのだろう。

気掛かりと言えば、気掛かりだ。