三人は、楽しそうにケーキをのんきに食べている。


「はぁ……………」


どうして、そんなにのんきなの?

殺されるかもしれないのに。

どうして、三人は私の言うことを信じてくれないの?

あれは、美佳ちゃんが殺されたのは真実なのに。


ドウシテ、ドウシテ、どうして、どうして、どうして、どうして。


楽しそうにする三人の姿を見ていられなくて、私は家を出た。


三人は、特に私を止めようともしなかった。


昨日……私が美佳ちゃんの家に連れて行ったとき何もなかったから、きっと私のことを気が狂った変人とでも思っているんだ。


そうに違いない。


もう、私のことなんて誰も信じてくれないんだ…………。

誰も、愛してくれないんだ…………。