大人の世界があるなんて、森の奥でみんな元気に暮らしているなんて、嘘っぱちだったんだ! 「翔、舞衣!!!」 私は、急いで自分の家へ戻り、寝ていた翔と舞衣を無理矢理起こした。 「なぁに、おねえちゃん………」 「まだ、あさだよ」 「何言ってるの!もう朝なんだよ!! この世界は危険なの!今すぐここを出て行かないと!」 そう言って、私は大きなリュックに必要最低限のものを詰め、二人をナナの家へと連れて行った。 なんで私がこんなことをするのか、理解できない二人はずっと不思議そうな顔をしていた。