大人のいない世界

そんなどうでもいいことをぼんやりと考えていた、そのときだった。


隣の家の……美佳ちゃんの家のほうから、何かが割れるような音が聞こえてきたのだ。


「なっ、何!?」


それはとても大きな音で、私は思わず体を起こした。

隣にいる翔と舞衣は、ぐっすり眠っているため、起きない。


だけど、確かに今の音は、美佳ちゃんの家のほうから聞こえてきた。


私は、部屋の窓から、美佳ちゃんの家を覗く。

暗くてよく見えないけれど、窓ガラスが割れているのが何とかわかった。


どうして、窓ガラスが…。

誰かのいたずら?



そう思った次の瞬間。