大人のいない世界

『きらいきらいきらいきらいきらいきらいきらいきらいきらいきらいきらい』

『きらいきらいきらいきらいきらいきらいきらいきらいきらいきらいきらい』



翔と舞衣の“嫌い”という声が段々と遠くなっていき、いつの間にか私は目を覚ました。


「あ…………なんだ、夢か……………」


ひどい夢を見ていたせいか、背中が汗でぐっしょり濡れて生暖かい。


いや、でも………寝汗ってこんな感じだったっけ?

こんなにたくさんの汗って、寝ている間にかくものだったっけ?


私は、汗で濡れた手ひらを見ると、手は真っ赤に染まっていた。


「なんで…………。

これって、血…………………!!?」