大人のいない世界

「ごめんなさい、私のせいよ……。

私が、ちゃんと広汰の動きを止めていれば、こんなことには………」


申し訳なさそうに、鈴ちゃんが私達に謝る。

こんな弱々しい態度の鈴ちゃんは、初めてだ。

いつもは、堂々としているのに。


気まずい管理室。


夜中になって、みんなが寝た頃、私は一人起きて日記を書いていた。


***


今日は、みのる君と春子ちゃんが仲間になってくれた。

だけど…あら太君という人がおにいちゃんに殺されてしまった。

おにいちゃんは化け物だ。

あら太君のむねに手をつっこんで、あら太君を殺した。

その場面を見てしまったせいで、みのる君と春子ちゃんはすっかりやる気をなくしてしまった。


私も…どうしたらいいのかわからない。


***