大人のいない世界

気が付けば、もう日は沈みかけていた。


「大変……もうこんな時間だ。

夜になってしまうと、おにいちゃんがみんなを殺そうとする…。

早く、図書館の管理室に隠れないと!」

「だけど…堀本さん、は…………?」

「それは………」


堀本新太君は、生きて私達の仲間になってほしい。

でも、春子ちゃんと実君にも、死んでほしくない。


じゃあ、どうしたらいいの…………?


そのとき。


「おーい、あったか?」


福也君と実君だ。


「ううん、全然…」

「見つからない、です………………」