大人のいない世界

実君の手の震えは止まり、実君は息を呑んだ。

悩んでいるのだろう。


広汰おにいちゃんが幽霊で、大人になった人達をみんな殺していくことは本当かもしれない。

だけど、本当に私達の仲間になって、自分は助かるのだろうか?と。


しかし、彼には考える時間はない。


なぜなら_____


「今夜、君は広汰君に殺される。

殺されたくなければ、今すぐに俺達の仲間になるしかないんだ」


そう、鈴ちゃんの情報によれば、実君は今夜殺される。


「そんなっ!

じゃあ、もう、仲間になるしかないじゃないか!!

わかった、わかったよ、君達の仲間になるよ、なればいいんだろ!」


少し無理矢理だったが、実君は私達の仲間になった。