「三日坊主にならないといいけどね」


と、鈴ちゃんはまた私に嫌味を言う。

だけど、その嫌味は今までの嫌味とは違い、どこか愛情のある嫌味に感じられて、私は思わず笑った。


「ちょっと、何がおかしいのよ」


鈴ちゃんが怒る。


「ごめんごめん。

三日坊主にならないように気をつけるよ」

「なんかお前ら、仲良いな」


福也君が、私達のやり取りを見てそう言うと、鈴ちゃんは顔を真っ赤にして、


「どこが!全然よ!」


とさらに怒る。


そんな鈴ちゃんの腕に自分の腕を絡ませて、私は、


「そう、私達、すっごく仲が良いの!」


と福也君に見せつける。