「おねーちゃーん!」 「杏奈おねえちゃんってば!」 また、翔と舞衣の声で起こされる。 もう……今度は何? 「おねえちゃん、おなか空いたあああ!」 舞衣が、耳にキンキンと劈くような声で言う。 「お腹空いたって………さっきご飯つくってあげたばかりだよ!」 私がそう言うと、翔がため息をつき、 「おやつだよ。 おーやーつ!」 と時計を指して言った。 その時計を見ると、時刻はもう午後三時。