大人のいない世界

「わかった、わかったよもう…………」


なんとか眠気に耐えながら、私は体を起こし、適当にお昼ご飯を二人につくってあげた。

私は特にお腹が空いているわけではないので、つくったのは二人分。

今は食べるより、寝たい………。


二人が美味しそうにお昼ご飯を食べている今のうちに、寝よう。


「私、部屋で寝てくるから………。

ご飯食べ終わったら、お皿とかちゃんと洗っておいてね」


眠くて二人がなんて返事をしたか全然聞こえなかったけど、二人のことだからわかってくれただろう。


私は、二階の寝室へ行き、まだナナの匂いが残っているベッドで、泥のように眠った。