大人のいない世界

「まあ、別にいいけど。

そのことはもう解決したしね。


あ~、でもやっと蓮に会えるのかと思うと、嬉しいよ」

「そうだね」


ていうか、本当にナナは蓮君のことばっかり。


「早く、一緒にお腹の子の名前も考えたいし」


そう言って、ナナは自分のお腹を擦った。

とても、愛おしそうに。


ナナと話しているうちに、いつの間にか四人分のサンドイッチができあがった。


「わー、美味しそう!」


ナナがサンドイッチを見てそう言ったとき、ちょうど翔と舞衣が起きて、キッチンへやってきた。


「あさごはん?」


翔が私にたずねる。


「そうだよ、サンドイッチ。

二人とも好きでしょ」

「うん、すきー!」


舞衣がぴょんぴょん跳ねながらとても嬉しそうに言う。