予定通りに十二時過ぎに仕事を終え、パソコンの電源を切り外出の準備を始めた。
昼休憩の十二時になると直ぐに出て行く人が多いので、フロアの中は閑散としている。
念のためアイケー産業の住所などをプリントアウトしていると、奏人が近付いて来て小声で言った。
「外食するのか?」
さっと周囲を見て人がいない事を確認すると、私も小声で返した。
「お弁当が無いからね。冷蔵庫に何もないのに買い物するの忘れちゃってて」
「じゃあ、一緒に行こう。俺も直ぐに出るから」
奏人はそう言うと私の返事を待たずに、支度を始める。
打ち合わせに使うであろう資料のファイルと、ノートパソコンを鞄に入れて、スーツの上着を取りに行く。
テキパキと動くその様子をぼーっと見ていた私は、あっと言う間に身支度を整えた奏人に促され、慌ててバッグを掴み後を追った。
昼休憩の十二時になると直ぐに出て行く人が多いので、フロアの中は閑散としている。
念のためアイケー産業の住所などをプリントアウトしていると、奏人が近付いて来て小声で言った。
「外食するのか?」
さっと周囲を見て人がいない事を確認すると、私も小声で返した。
「お弁当が無いからね。冷蔵庫に何もないのに買い物するの忘れちゃってて」
「じゃあ、一緒に行こう。俺も直ぐに出るから」
奏人はそう言うと私の返事を待たずに、支度を始める。
打ち合わせに使うであろう資料のファイルと、ノートパソコンを鞄に入れて、スーツの上着を取りに行く。
テキパキと動くその様子をぼーっと見ていた私は、あっと言う間に身支度を整えた奏人に促され、慌ててバッグを掴み後を追った。

