そして私は今、1-2の教室にいる。

2という数字は好きだから少し嬉しかった。



席はまだ名簿順だ。


前黒板に席が書いてあるんだけど人がたくさんいて見えないから教室の後ろの方にある私の背の半分くらいのロッカーの上に一人ポツンと座る。




はぁーあ。友達できるかな?





まだ入学式だし、みんな友達はできてなさそう。


お互い、遠慮しあってるのが後ろから良く見える。



あ、ああいうところで話して友達できるのかな。失敗したかなぁ



そんなことを考えていると、そのたくさんの人の中から1人の子が走ってきた。