可愛い二人に会えたし






充電もしたし






美依の手作り弁当食べたからなのか






午後からの仕事は普段より一段と早く終わった





「何かいいことがあったのかな?」





にやにやとして俺の前にいるのは課長から昇格した部長



あの愉快な人だ





「昼に嫁と息子が弁当を届けに来てくれたんですよ」





「そういうことか。それはよかったね。何かお礼しないとだな」





「はい。そうですね」




「陣甲斐くん溺愛の二人が待っているんだろ。早く帰ってあげなさい」




「では失礼します」





相変わらず愉快な人だな



そう思うながら一礼をして俺は会社を後にした





さて




ケーキでもかって帰ろう