それから何十分かたち、

ウトウトしかけていたとき…






トントン






ん?

今ドアの方から音が聞こえたような?

気のせいかな?






トントン






え?

今のは気のせいじゃないよね。





確かに聞こえたよね………





不安になり、

隣で寝ている明里に声をかけようと体を揺する。






「明里」






少し揺らすとムクッと起き上がる明里。

そして、






「お、やっと来たか」






そして

そのままドアの方へ向かっていく明里。





へ?開けるの?