「堂坂に相談すればいい方向に転ぶかもよ?」



「いや、明里。
蓮に相談しても応援しかないでしょ」



「そんなのわかんないじゃん。それに応援されたらされたで前向けるんじゃない?」



「で、でも……………」






明里が強く諭すような声で…



「だってこのまま付き合っても
堂坂から逃げてるだけでしょ。
応援されたら諦めつくよ。きっと」






そうだよね。

逃げてるだけだもんね。





そんなんじゃ、諦めつかないよね。





蓮に応援されたら吹っ切れるかもしれないし。





よし。






「わかった。じゃあ、蓮に話してみるね」






決心したよ。明里。






「ん。いってこい。
あ、あと相談するときは
付き合っていいかじゃなくて、
告白されたんだけどどうすればいいと思う?
って聞きな」



「?………う、うん?」






同じことでは?

という疑問をかかげつつ、頷く。






「頑張ってこい‼︎」



「うん。諦めてくる」






吹っ切れるように頑張るよ。






「うん……まあ、そうはならないと思うけど」






最後に明里が何か小声で言ってたけど

よく聞き取れなかった。





明日、蓮に相談してみます。