私の彼。

せ、先輩と一緒の傘に…。

それって、相合傘!?
私の心臓持たないかも。それなら、走って駅までいったほうがいいかな。

「大丈夫ですっ!先輩が傘使って下さい。私、走るの好きなので。」

最後の言い訳は少しどころかすごく、苦しかったと思う。

「うん、そっか。じゃ、駅まで送るよ。」

せ、先輩!?話し聞いてましたか……?

爽やかすぎる笑顔の先輩が眩しい。

「俺の家泊まってってもいいよ。」

先輩の家……。それこそ緊張して何するか分からない!