「このココアおいしい!」

私は甘さ控えめのココアに絶賛した。

「そっか、よかった。」

優しく微笑む彼。
その笑顔だけで私の心臓は五月蝿くなりだす。

学園の王子様的存在の黒坂先輩と付き合えるなんて夢見たい・・・。

まさか、夢だったりしないよね?

一応ほっぺをつねって見るけど、痛い。

うん、これは現実だ。