眼鏡とハンバーグと指環と制服と

「いや、うちはいいんだけど。
それで?
結局どうなったんだ、夏生くん?」

おじさん、おばさん、亜紀ちゃん、勇にぃの前に正座。
気分はきっと、お嫁さんのお父さんの前。

「結論からいって、ナツキの父親は僕じゃありません」

「ナツキって……」

「夏の希望って書いて夏希。
……明花里の願望、だろうね」

弱々しく笑ってる夏生がちょっと痛い。

「僕は明花里の浮気相手、で。
明花里が相手にDV受けてて逃げたがってるの、知ってたから。
僕とだったら家族になってもいい、僕の子供だったら産みたいとかいわれて、
避妊しないで何度かそういうことしたのも、事実で。
だから、違うっていいきれなくて」

軽蔑、するよね?

……うん。
しないとはいえないよ。