眼鏡とハンバーグと指環と制服と

笑顔。

冷たい、冷たい、……絶対零度の。

ガラララッッ!!

勢いよく後部座席のドアが開き、引きずり出された男が宙に浮く。

「……夕葵になにしてるのかって、聞いてるの」

地を這う、……低い声。

「ひぃっ。
は、離せっ!!」

「……いいよ」

ドサッ。

ガッ。

「グエッ」

ドンッ。

男の人が後部座席に乗り込み、助手席を蹴り上げる。

外は、静かになってた。

「……大体、僕、素手ってあんまり得意じゃないんだよね。
……で?誰に、頼まれたの?」

「えっ、あっ、うっ、」