眼鏡とハンバーグと指環と制服と

「なんかね、みんなの気持ち、嬉しいんだけど、嬉しいんだけど、ね……」

「ああ。
もういわなくていい。
悪いがこれで我慢してくれ。
私は月原じゃないからな」

「……うん。
ごめんね」

「あやまらなくていい」

亜紀ちゃんの手が、私のあたまを撫でる。
苦しかった心が、少し楽になった。

……早く家に帰って、夏生に甘えたいな。

そう思いながら眠りに落ちていった。


二日目は東京観光。

みんな学校じゃないから行動が大胆になってるのか、他のクラスの女子が月原
先生に話し掛けてるのを時々見かけた。
そのたびに月原先生は、ちょっと困った顔して女子の相手をしてた。
そして私は……大人げないことにそんな光景に苛々してた……のだけど。


「えっ!?」

自由行動。