眼鏡とハンバーグと指環と制服と

「ふーん。
それで信じてもらえたらいいね」

「だ、大丈夫だよ……」

夏生はおどおどと、上目遣いで私のこと、みてる。
もうすでに、うっすら目に涙が溜まってるし。

「今後二度と、しかも相談もなしでこんなことしたら、怒るからね」

「……もうゆずちゃん、すでに怒ってるよー」

「……返事は?」

「……はい。
二度としません」

そのまま夏生は、えぐえぐと泣き出した。

……本日三回目。
あと一年で三十歳って男が、こんなに頻繁に泣くものなの?少なくとも勇にぃ
は、私たちの前じゃ絶対泣かないし。
夏生がおかしいんだよね、きっと。

「……まあでも、一緒に出かけたい気持ちは私も同じだし」

「……うん」

泣いてる夏生のあたまを撫でる。
柔らかな髪の感触が、心地いい。

「でも、ちょっとは我慢しよ?
また見つかったら、面倒でしょ?」