放課後になり、生徒会室へ向かう。生徒会室は高等部にあるため初等部から10分ほど歩かなければならない。


高等部に着くと学生証、生徒会専用の証を門でみせ、校舎に入る。
初等部の生徒が高等部にいるのは例外といってもいいほど珍しい。

「失礼します。初等部4年の桜華麻臨(おうか まりん)です」

「どうぞ、お待ちしておりました」

あけるとそこには
  生徒会長の【水戸 綾乃(みと あやの)】
  副会長の【羽柴 心(はしば こころ)】
  副会長の【羽柴 真央(はしば まお)】
  議長の【宮野 アリス(みやの ありす)】
  書記会計の【水冬 和波(すいとう かずは)】

がいて、自分以外はもうそろっていた。

「遅れて申し訳ございませんでした」

だいたい初等部からだと遅れるのは普通だ。それを知っているから皆は、

「大丈夫だよ~。さぁさぁ、まりんの席に座って。会議するから」