君のクエスチョン

「らーんっ」



と同時に、彼が無邪気な笑顔でこちらを向いた。


……唯のその笑顔、好きだなぁ。



「80点!」



さらに笑顔になった彼に見惚れながらも、またもや平然を装って。



「凄いじゃん。合格」



私も笑顔を作って見せた。


だって、好きな人が嬉しそうにしてると、私も嬉しい。



「じゃあ、これね」