次の日。


わたしたちが昨日日直をやったことで、クラス全員に回ったらしく、席替えをした。


わたしは窓際の一番前で、唯は真ん中の列の前から3番目。


クラスの人気者は真ん中の席でってことで強制的にそこにされていた。


わたしの席からは唯が見えないから、少し寂しい気持ちもある。


今までみたいに無条件に隣にいられないんだなって。


わたしは唯のことが好きだけど、彼は違う。


だから、わたしが一方的に想っているだけで、隣にはいられないのだ。