しばらく音に聞き入っていた。



トントン。



彰が、俺の肩を叩いた。



ヘッドフォンを外す。



「話…。終わったのか?」



「おぅ。」



彰は、二人を連れて席に戻ってきていた。



「タケルっ、三浦 杏ちゃんと、山村 純菜ちゃん。俺たちと同じ高校2年。杏ちゃん、純菜ちゃん、こいつは高田タケルだよ。」


「こんにちはっ。彰君もタケル君もカッコいいですね。」


純菜という名前の女が言った。



フワフワのロングヘアーに大きな目。


レースとリボンが似合いそうだ。



ブリブリ系か…。



彰が、好きそうなタイプだな。