「俊、今日の用事って美麗とアイス食べる事だったの?」 美麗から視線を外し、俊に問いかけてみるものの 一切こっちを見ようとしない。 「ねえ、聞いてる?」 「…あぁ」 「いや、ああ。じゃないから。 彼女の私とのデートを断っておいて、美麗と仲良くデート?なに、ふざけてるの?」 私が俊を睨むと、その間に俊を庇うように美麗が入ってきた。 「…愛衣!違うの!」 涙をためて私を見てくる美麗。 いや何で美麗が泣くの。 泣きたいの私なんだけど。