私がアイス食べに行こうと言っても断った俊が、美麗とお出かけ?







は?










悲しみより、涙より、先に溢れ出てきたのは
怒りだった。


このまま泣きながら帰る?

そんな事するわけないでしょ。

こんな光景見て黙ってなんかいられない。



ずかずかと二人の元に歩いていく。


二人の背後に立ち、肩をたたき、笑顔で振り返る二人に私も笑顔を見せる。



「こんにちは、偶然だね」



私の顔を見た瞬間、スッと笑顔が消える二人。