翌日、高校の昼休み。
私は教室でケータイの画面をガン見していた。

「マジ?」

電話を持つ手が微かに震えた。

なんで?!

液晶画面から目が離せない。

「どうした、歌夜?」

ヒョイと横から葵がのぞき込んできた。彼女は私の手の中の携帯電話を見て。

「……ちょ、これって!?」

声を荒げた葵は目を吊り上げる。
昨日知り合った住谷あさこから来たメール。
その内容を読んで私は固まってたんだけど。