「あぁ……残念だな」

今までに見たことのない極上の微笑み!!

「いっ……」

眩しい!眩しすぎるよあんた!

あまりの格好良さに私、ソファに倒れ込んだ。

心臓バクバクだ……。

「あはははっ!歌夜面白い!」

笑い転げる海斗の声を聞きながら……。

「じょ、冗談でもそんなこと言わないでください……」

恥ずかしさのあまりクッションに顔をうずめながら言う私に、その後の紅志の小さな呟きは聞こえなかった……。





「ホントに残念なんだけどな……」





その言葉を聴いていたら、私はマトモに紅志の顔が見られなくなってたに違いない。