VOICE



ズズズッ。と私は最後のアイスティーを音を立てながら飲み干し、フゥ、と息を吐き出してから。

「わかった。ちゃんと考えてみる」

そう言って私は空のグラスを目の前の父に突き出した。父さんはうんうん頷いてコーヒーに口を付ける。

「父さん、アイスティーおかわりっ!!」

「えぇ~?!俺?!」

目を丸くした父だった。