VOICE



やや無視されつつも、ライブイベントについての話が一段落ついたあと、私たちは解散した。

「あぁ~楽しみ!まだ三週間ちょっとあるけど、早く練習始めないとね!」

「そうだな。曲順決まったらその流れで練習だ」

隣を歩く紅志が小さく笑いながら答えた。

「ていうかわざわざ送ってくれなくても良かったのに、海斗の家からじゃ帰り道反対だし」

私は申し訳なくて、紅志にそう言った。
送ってもらうの遠慮したのに。

「ばぁか、一人じゃ危ないだろ。最近物騒だし、またこの前みたいに狙われたりしたらヤバいし」

紅志は私の頭にポンと触れて、それに、と付け加えた。

「それに、歌夜と二人になれるし?」

ふわりと柔らかい笑顔。

ウッキャーーッッ!!

私の脳みそ溶けます溶けます!

「そそそ、そんなエロいこと言わないでくださ~いっ!」

「は?ど、どこがエロいんだよ?!」

私の反応に、紅志も赤面してる。
照れた顔もまた……!

悩殺っ!!