う、嬉しい!嬉しいんですけど!
私もうこのままぶっ倒れていいかしら!?

な~んて、ニヤけた顔でひとりで今の紅志とのやりとりを反芻していると。





「私、紅志のこと好きでいていいの?」

「ふっ、当たり前だろ」




ん……………!?

「か、海斗!?ケイ!?」

振り向いたそこには、ニンマリ顔の海斗と、意地悪な笑みを浮かべた珪甫がドアの隙間で縦に並んでこっちを見ていた。

「いや~ん、お熱いわぁ二人とも!」

両手を胸の前で組んで女の子みたいに首を傾げる海斗と。

「冷房壊れてんじゃない?」

さら~っと目を細めて言う珪甫。





「な、な、んな~~~~っっ!!?」





またもや近所に私の叫び声は響き渡ったわけで……。