溺愛されてもわからない!



散歩に行こう。

歩くのが一番。

お気に入りの白いパーカーを着て、組員のみなさんに挨拶してから門を出ようとすると高そうな香りに背中から包まれた。

「すみれちゃん。おでかけ?」

エロ一夜が背中からハグ。
やめてー。泣くよ私。

「離れろ!」

「すみれちゃん。つめたーい」

一夜の手を振り払うと、今度は顔を密着して肩を抱かれた。

お兄様
その慣れた手つき嫌っ!

「散歩?一緒に行こう」

「ひとりがいいの」

「すみれちゃんってツンデレだよね」

おいっ!
あなたに対してはツンです私。
デレはありません。
ハエを払うようにバタバタと手を動かして一夜から離れ、ズンズン歩こうとしていたら

「美味しいワッフル食べない?」

って言われてしまい
私の動きが止まる。

「昼ごはん一緒に食べよう。椿さんは荷造りに夢中だし」

私は食べ物に弱い。

ワッフル>エロ義兄。

食べます!