溺愛されてもわからない!


「すみれちゃん凄いねー。視力いくつ?」
いつの間にか雫さんが来て私に聞く。

「え?あの、たぶん2.5ぐらい」
普通に返事したら
教室中がどよめいた。

「何それ?」「2.0以上ってあるの?」

さっきまでのみんなの怖い顔が飛んでゆく
本当に
ただの高校1年生の男子と女子。

「あんた、面白いね」
「どこで覚えた?その動き」
「そのナイフまじヤバい。超カッコいい」

などなど言われて
何となくだけど

どうにかクラスに馴染めたかもしれない。

目の先には愛美ちゃんがホッとして涙目になっていた。

ごめんね心配かけた。

私の横で雫さんが笑ってる。


なんちゅーか

やっていけそうですよ


私。