溺愛されてもわからない!


もう少し眠たそうな一夜を部屋に残し
私はシャワーを浴びて居間に行くと
もう
みんなそろってた。

祭日お休みなのに
早起き佐藤家。

「おはようすみれ。あら珍しいわね、すぐシャワーだったの?」
台所で麦茶を取り出してたら
いきなりお母さんに声をかけられて
心臓がバクバク。

「あ、うん。綾夜芽ちゃんと寝て……その……寝汗かいたから」
しどろもどろな言い訳だな。
ウソっぽくて恥ずかしい。

「そう。ご飯食べる?」
サラッとお母さんは受け流したから
ホッとして食卓に行こうとすると

「避妊してね」って言われ
思いっきり麦茶を吹き出した。

やっぱ
バレてる?恥ずかしい。

そして
絶対バレてない
平和な家族が私を迎える。

「昨夜は呼び出してすいません」
「反省してますから許して下さい」

お父さんと月夜が私に棒読み謝罪。

心がこもってないのがイイね。
きっとお母さんに怒られたんでしょう。

まぁいいか。

「一夜に謝って下さい」
クールにそう言い
私は綾夜芽ちゃんを抱っこして笑った。

平和だなぁ。