溺愛されてもわからない!


「うわ。驚いた」
目を半分閉じたまま
一夜は私の身体を抱きしめる。

安心できる一夜の香り。

「綾夜芽ちゃんは?」

「今度はお母さんが恋しくなって、今連れて行った」

「恋しい人がいっぱいでうらやましい」

ギュッと抱かれて頬にキス。

「朝までここで寝ていい?」

「ダメ」

「ケチ」

一夜も疲れたから
ひとりでゆっくり寝たいのか
気持ちもわかる。

素直に起きて自分の部屋に行こうとしたら
強い力で腕をつかまれた。

「一夜?」

「こんな自宅の僕の部屋だけど」

「うん」

「昨日の続きをしていい?」

真剣な顔で私に聞き

私は

小さくうなずいて