溺愛されてもわからない!


綾夜芽ちゃんは安心したのか
私の腕の中でコロリと寝てしまった。

やれやれ。
お母さんに渡すつもりが
私の服をしっかり握っていたので
そのまま私の部屋に連れて行き
一緒にベッドに入る。

綾夜芽ちゃんが泣きやんで
安心する家族。
まぁ
私達を呼び戻したのは問題だけど

みんなも大変だったね
お疲れさまでした。

私も可愛い寝息に誘われて
車の中で熟睡したにも関わらず
綾夜芽ちゃんとストンと眠りに落ち
朝の4時前
グズグズする綾夜芽ちゃんに起こされた。

今度はお母さんが恋しいらしい。
了解です。運びます。

寝ぼけまなこで綾夜芽ちゃんを抱いて
寝室にこっそり入り
お母さんのベッドに綾夜芽ちゃんを入れた。

「ありがとう。すみれ」

「もう少し寝るね」

あくびをしながらそこを出て
自分の部屋に戻らず
一夜の部屋に忍び込む。

寝てます。寝てます。
熟睡中の一夜君。

一夜も疲れたよね。
ごめんね。ワガママ言って。
私はそのまま一夜のベッドにもぐり込む。