溺愛されてもわからない!


私が笑った顔をしたので
お父さんは安心してる。
ごめん心配かけて
元気です私。

それからすぐまた
「あれ?組長も姐さんもおかえりで?」って、組員さん達が事務所から私が心配で様子を見に来てくれて

その3分後に
「みなさん、どうしました?」って
田中さんまでフサフサ金髪にネコ耳着けてやって来た。
あまりの違和感に誰もネコ耳に突っ込めない。

「どうした田中?」

「自分はすみれお嬢さんが心配で」
当然って顔で答える田中さん。

「飲んでないだろう。悪いが月夜を迎えに行ってくれないか?」

「御意」

田中さんはネコ耳つけて頭を下げ
すぐまた出て行ってしまった。

みんな
過保護すぎるよ。

「今、医者を呼ぶからね」

「お父さん大丈夫。治った。月夜と一緒に寝たら治るから大丈夫」

私の言葉に一夜の顔がピクッと動く。

今夜
お出かけから戻ったら
さりげなく
悪い事しようと思ってたんでしょう。
残念でした。

元気な声の私にお父さんは「様子みようか」って言い、私をそのまま部屋に運んでベッドに寝かせた。

「あとから椿さんが来るからね。自分は月夜の部屋に布団を用意してくるね。寂しくなったり気分悪くなったら、電話するんだよ」

一夜は私を溺愛するって言うけれど
私はもう
お父さんに溺愛されてます。