「カメラ回して脱がしてからーの、イジってからーの……マットまで運んでハメる?」
「しかないっしょ」
男達の笑い声が背筋を凍らせる。
怖い。本気で怖い。
でも冷静になろう。
最後まであきらめない。あきらめちゃダメ!
絶対逃げるチャンスがある。
ひとりの男がカメラをチェック
そして残った男ふたりが私の両側に立ち「脱がしまーす」と、私の腰を抱いてスカートの下に手を入れた。
チャンスは今しかない。
ニヤケきって油断しまくる両サイドの男達から目を離さないようにして、私は手錠をかけられた状態で、パイプイスを密着させながら立ち上がる。
驚く男ふたり。
何もしないよりいい
行動を起こして
逃げ場を探そう。
ブルンブルンと暴れながら扉を探す。
どんなスタイルでもいい
ブラウスのボタンが飛んでもブラが見えても逃げよう。
早く逃げなきゃ
早く……早く
気持ちだけが走って
足が……止まる。
「ざっけんなこのアマ!」
カメラを回していた男がイスごと私を蹴り上げ、私はその場に顔から倒れ込む。
口の中が苦いのは
切れて血が流れてるから。
「縄だけ外して、もう早くヤッて静かにさせるっきゃないっしょ。腕と足を押さえろ」
「カメラ持って来い!」
乱暴に縄を切られ
不潔そうな薄いマットレスの上に投げ捨てられた。
逃げなきゃ……早く逃げなきゃ。
手錠のまま
痛いくらいに腕も足も押さえつけられ
こめかみもガンガンとうるさいぐらいに鳴っている。
カメラが回る。
「ヤッちゃいまーす」
いやらしい笑い声が顔の上で響く。
もう……ダメだ。



