溺愛されてもわからない!


そして一夜は私を誘って
彩里さんを自分の部屋に案内する。

彩里さんの緊張をほぐす為ね。
はいはい了解です。

さりげなく一緒に部屋に入り
趣味の話とか色々して
三人で楽しく会話。

照れたように笑った顔が可愛い。

「紅茶のおかわり持って来る」

「私が持って来るよ」

「僕が行くから、すみれちゃんは彩里さんと話をしていて」

一夜が微笑み
彩里さんは「ありがとう」って小さく微笑む。

可愛いな。

扉がバタリと閉じると

「すみれさんは、一夜さんと血が繋がってないって本当?」

っていきなり聞かれた。

「うん。そうだよ。でも家族として仲良く……」


「血が繋がってない女の子が、一夜さんと一緒に暮らしてるって嫌だな」


彩里さんはタメ息混じりに私に言う。

はっ?えっ?