それから
学校では……そんな感じが続いてます。
雫さんは私をスルー
その取り巻きも私をスルー
空気読んで
教室のみんなもスルー率高し。
愛美ちゃんはこっそり仲良くしてくれてる。
不機嫌な夢君の怒りを抑え
毎日
今日こそは
今日こそは……と、いい風になってればいいなぁって、思って学校へ行くけれど。そんな魔法はないようです。
授業中
窓から灰色の空を見上げて
あぁ空でも飛べたらなぁ
飛んでどこかへ行ってしまいたい。
そしたらみんなも振り向いてくれて
雫さんも『すごい』って笑ってくれるかなー……なーんて。
昨日は階段から背中を押された。
ドンと衝撃があり
足がガクッとなって
そのまま20段ぐらい下までガンガンガーンと、転げ落ちそうになったけど、田舎のタヌキちゃんは反射神経が発達してるので、体勢を立て直して走るように下まで一直線に進んでケガもせず無事到着。
あぶないなー!殺す気かっ!
キッと階段の上をにらむと
雫さんの取り巻きで、私を嫌う人達が『ざーんねん』って笑いながら散って行く。
ないわー
もう……ヤダ。
気を付けよう
向こうも調子にのっちゃってる。
危険だよ私。
夢君にバレないようにしよう
バレたらまた問題になる。
雫さんの命令じゃないよね
違うよね。
信じてるよ私。



