溺愛されてもわからない!



ゆらゆら揺れて

浮かれて落ちる。

部屋に閉じこもる私に誰も何も言わない。

【ご飯は?】
【いらない】

【お風呂は?】
【後から入る】

【お腹空いたら冷蔵庫におにぎりあるから】
【ありがとう】

【和彦さんと月夜君が心配してる】
【月夜に謝っておいて。クッキー美味しかった】

【明日はちゃんと降りて来てね】
【うん。ごめんね。一夜は?】
【出かけたわ。ご機嫌悪いみたい】

出かけたのか……そう聞いてまた落ちる。
きっと怒ってる。

お母さんとLINEで会話を終わらせ、まだ私は泣き足りないのかベッドの上で涙を流す。

すぐ出て行った夢君
機嫌の悪い一夜
座り込んで泣いてた私。

様子を見ていた田中さんと月夜から話を聞いたのか、お母さんは何も追求せずに私をそっとしてくれる。

ごめんね。
私が一番心配かけてるよね。

自業自得

一夜に言われた一言が頭から離れない。

自分が傷付くより
夢君を傷付けて
一夜を怒らせたのが

一番苦しい。