溺愛されてもわからない!


「これだれ?」

浮かれきった私に聞く幼稚園児。
おのれ覗いたな。

「友達。夕方にね、お見舞いに来てくれるって」

「俺たちがいない間に、お泊まりに来たユメって友達?」

鋭い。さすが和彦さんの息子。
夢というワードで一夜の目が光る。

「えーっと……月夜!トマトもちゃんと食べなさい」

一生懸命ごまかして食事を終わらせ食器を下げる。

夢君が来る

夢君に会える。

あっ……嬉しい。